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【北海道 マジシャンの僕が始める、新しい挑戦】イリュージョン制作の裏側をあえて“見せる”理由

  • akkeyproject
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分
雪景色が見える工房で、木材を組み立てている作業台の様子。テーブルの上にはフレーム状の木枠や工具、接着剤が置かれ、イリュージョン道具の制作途中であることが伝わる

僕は長年、北海道で活動するマジシャンとして、ただマジックを見せるだけではなく、「生きている人生そのものを見せることがパフォーマンスだ」と語ってきた。

その考えの延長線上で、ついに新しい挑戦を始めることにした。

それが、

「新しいイリュージョンの制作過程を公開する」という決断だ。

YouTubeで2026年からスタートする企画として、僕が工房で作業する姿や、道具が完成へ向かっていくプロセスをひとつずつ映像に残していくつもりだ。

もちろん“タネ”を明かすわけではない。だけど、多くの人が知らない“魔法が生まれるまでの道のり”に触れてもらいたい──そんな想いで動き始めた。


■ AKKEY THEATERの肝になる「新装置」が動き出す

まず伝えたいのは、僕が今作っている装置は今後のAKKEY THEATERで肝になるかもしれない重要なイリュージョンだということ。

内容までは絶対に言えない。マジシャンとして、そこは線を引く。

だけど本音を言えば、楽しみにしてほしい。

なぜなら今回の装置は、“物語性” と “スケール” の両方を追求した僕の新しいショーの核になり得るからだ。

北海道 マジシャンとして、これまで以上に大きな夢を形にするために、この制作は避けて通れない。


■ 「裏側を見せるなんてどうなんだ?」という声は絶対にある

正直に言うと、この企画を考えたとき、自分でも少し迷った。

「マジックの裏側を見せるなんて……本当にいいのか?」

批判される可能性もある。誤解される可能性もある。

でも、僕の中には揺るぎない答えがあった。

それは、“種明かしではなく、成長過程を見せたい”ということ。

タネや仕掛けは絶対に公開しない。これは断言する。

僕が見せたいのは、そこではない。

  • 板の材質をどう選ぶか

  • どんな作業工程があるのか

  • どういうトラブルが起きるか

  • 試行錯誤をどう乗り越えるか

  • どう物語に命を吹き込むか

それは**技術ではなく「生き方」**の部分だ。


■ 僕が思う“イリュージョンの魅力”は、魔法そのものではない

イリュージョンの魅力をひと言で表すなら、それは 華やかさとスケール感 だと思う。

ステージいっぱいに広がる光、客席まで伝わる緊張感、次の瞬間に何が起こるかわからないワクワク。

でも本当の魅力はそこではない。

イリュージョンは、観客を「夢の世界」に連れていく力がある。

これを若いマジシャンたちに知ってほしい。僕より若い20代の世代に、こういう世界があることを見せたい。

だから工房で作っているシーンも、失敗する瞬間も、迷う瞬間も、全部カメラに収めていくつもりだ。

若い世代が挑戦したくなるような風景を残すこと。それも北海道 マジシャンとしての僕の役目だと思ったんだ。


■ 工房で汗をかく僕自身に、いちばん成長を感じる

撮影したいと思っているのは、工房で木材を切ったり、板を選んだり、金具を取り付けたりしている瞬間だ。

プロなのに、まるで学生のように手を動かす僕がいる。

完璧じゃない。失敗もする。悩みもする。時には手を止めてぼーっと考え込む日もある。

でもそれでいい。

なぜなら、魔法は舞台の上ではなく、工房の中で生まれるからだ。

完成に向かって形が少しずつ変わっていく過程は、まさに“物語が成長する瞬間”そのもの。

この映像を見た若いマジシャンが「僕もやってみたい」「イリュージョンって楽しそうだ」と思ってくれたら、それだけで十分報われる。


■ 種明かしではなく、“生き様を見せる”という選択

僕が2026年からYouTubeで見せようとしているのは、魔法の正体ではない。

見せたいのは、魔法が生まれるまでの“人間のドラマ”。

舞台の上で見せる30分のショーより、毎日の積み重ねや、悩んで試して失敗して進むそのプロセスこそが、パフォーマーの本質だと思っている。

僕の人生そのものがパフォーマンスだとしたら、その途中経過を見せるのはむしろ自然なことだ。

北海道 マジシャンとして、僕の人生が誰かの挑戦のきっかけになれば嬉しい。


■ 最後に──挑戦こそが、最高の物語になる

イリュージョンは完成した瞬間にも価値があるけれど、同じくらい“完成までの道のり”にも価値がある。

木材を切る音。試作品が倒れる瞬間。思いついたアイデアを試すワクワク。ちょっとだけ前に進んだ手応え。そして完成に近づく心の震え。

これら全部が、僕の物語を作っている。

僕はこれからも、自分の人生そのものを作品にして生きていきたい。

だから2026年から、新しい魔法が生まれる過程をあなたにも見てほしい。

その挑戦が、誰かの挑戦になることを信じて。

 
 
 

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