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北海道マジシャンの僕が死ぬ前に絶対見てほしい“人生が震える3作品”

  • akkeyproject
  • 11月28日
  • 読了時間: 4分
北海道のプロマジシャンアッキーのステージショー

■ 僕が北海道 マジシャンとして生きてきて、1番大切にしているもの

北海道で活動するマジシャン・アッキーとして、これまで数えきれないほどのショーを見てきた。

マジック、サーカス、演劇、コント、ライブ、映画……でもね、正直に言うと——

僕の人生を変えた作品の多くは “マジック以外” だった。

人の心が震える瞬間って、予想もしなかったところで突然やって来る。

「やばい…なんか胸が熱い」「なんで涙が出るんだろう?」「これ…一生忘れない。」

そんな体験を僕にくれた作品が、今日紹介する“死ぬ前に必ず見てほしい3作品”なんだ。

北海道 マジシャンである前に、ひとりの“物語を愛する人間”として伝える。

■ ① TAKEOFF 〜ライト三兄弟〜

——たった3人の舞台なのに、世界が震えるほど広かった

初めてこの舞台を観た時、僕は言葉を失った。ラーメンズの小林賢太郎さんプロデュース。たった3人の登場人物。

なのに、“奥行き”が果てしない。

自転車日本一周の青年アビル。飛行機マニアのシノダ。原寸大模型を作ろうとする大工・オリベ。

この3人が、ふとした瞬間、ライト兄弟になっていく物語。

ストーリーを読み上げるだけじゃ伝わらない。この舞台の魅力は “細やかな笑い” にある。

爆笑じゃない。

思わず「ふっ…」と漏れるような優しい“人間の笑い”が散りばめられてる。

まるで、人間の汚さ、愛おしさ、情けなさ、夢…すべてをそっと撫でるような物語。

そして信じられないことに、この伝説の舞台がYouTubeで無料で見られる。

北海道 マジシャンの僕が断言する。これは、あなたの人生を1ミリ変える作品だ。

僕はこの舞台から“キャラクターの強さ”と“言葉遊びが生む世界”を学んだ。

■ ② シルク・ドゥ・ソレイユ「KA(カー)」

——15年前、ラスベガスで僕の世界は爆発した

今から15年ほど前。僕はラスベガスでKAを観た。

その瞬間、心の奥でドーンと何かが爆発した。

KAは、他のサーカスと違う。

アジアの争いをテーマにしていて、“人の死”を描くシーンまである。

サーカスなのに、だ。

回転する巨大ステージ、炎と影が混ざる舞台、息を飲むアクション。

そして——最後に 室内で打ち上がる花火。

あれを生で見た瞬間、僕はしばらく動けなかった。

「……なんだ、これ。」

北海道 マジシャンとして、僕はここで“世界観という武器”の本質を知った。

■ 世界観は、トリックを超える

KAは、僕にこう教えた。

『世界観が圧倒的なら、技術を超えて人の心を奪える』

それ以来、僕のショーの構想は“物語をどう紡ぐか” に軸が移った。

■ ③ TEAM NACS「WARRIOR 〜唄い続ける侍ロマン〜」

——北海道が誇る演劇の魂

最後に紹介したいのは、北海道が誇るTEAM NACSの作品。

特に「WARRIOR」。

織田信長と桶狭間。歴史を舞台で蘇らせているのに、僕らの現代の感情が揺さぶられる。

なぜだろう?

それは、この作品が“人間の美学”を真っ直ぐに描いているからだ。

美しい音楽。熱い殺陣。痛みと強さが混ざるような台詞。

観終わったあと、胸がじんじんする。

北海道 マジシャンとして、僕はこの作品から“歴史 × 物語”の深さを学んだ。

■ 3つの作品に共通しているもの——それは“物語の力”

TAKEOFFKAWARRIOR

全く違うジャンルなのに、この3つにははっきりとした共通点がある。

それは、

「物語の力が圧倒的に強い」ということ。

人の背景、心の揺れ、選択の理由、過去の傷、夢、弱さ、強さ。

物語が深く描かれている作品は、時間が経ってもずっと心に残り続ける。

■ 僕の結論──「白いキャンバスに描いた上手い絵」はつまらない

アッキーとして言いたいのはこれだ。

**マジックは単体だけでも楽しめる。

でも“人間の背景”が見えた瞬間、そのショーは一気に化ける。**

白いキャンバスに描いた上手な絵は、ただ上手いだけ。

でも、“奇妙なキャンバスに普通の絵”が描かれていたら、人は必ずこう思う。

「なんでこのキャンバスに描いたんですか?」

ここに“物語”が生まれる。

僕のマジックも同じ。僕の人生そのものが“キャンバス”であり、そこに描く物語が、お客さんの心を震わせるんだ。

■ 最後に──心が動いた瞬間に、人は変わる

僕は信じている。

心が震える経験は、人を前に進める。

だから僕は、マジック以外の作品も見る。演劇もコントもサーカスも見る。

どこで人生が変わるほどの衝撃が待っているかわからない。

そして、僕自身が“誰かの人生を動かす作品”を作るために。

北海道 マジシャンとして、僕はこれからも、心が震えるものを追い続ける。

僕自身も、あなたの“死ぬ前に見るべき作品”の1つになれるように。

 
 
 

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