自主公演はチケット無料が“これが当たり前”になる話》──北海道のプロマジシャンが語る“やる前に知ってほしい現実と魔法”
- akkeyproject
- 9月24日
- 読了時間: 5分

こんにちは、北海道のプロマジシャンのアッキーです。
今日は、僕がこれまで経験してきた「ワンマンショー(自主公演)」についてお話ししたいと思います。読んでくれたあなたが、「よし、自分も動いてみよう」と思ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
世界一のショーを見て、僕の人生は動き出した
僕が初めて「自主公演をやろう」と思ったのは、21歳のとき。それは突然の気づきから始まりました。
「まだ世界一のマジックショーを見てないのに、自分がプロマジシャンって名乗っていいのか?」そう思った僕は、当時貯金が30万円くらいしかなかったけれど、気づいたら旅行代理店に行って、チケットを買っていました。
行き先は、ラスベガス。目的は、子どもの頃テレビで憧れていたデビッド・カッパーフィールドのショーを生で見るため。
ラスベガスではカッパーフィールドをはじめ、数々の一流マジシャンのショーを観ました。そして、心の底から思ったんです。
「自分も、あんなふうに人を集めて、マジックの世界に連れていくライブがしたい!」
自主公演は「自分のやりたいマジック」ができる場所、北海道のプロマジシャンアッキーが言うプロとアマの違い
僕たちプロマジシャンは、基本的に“呼ばれて”ショーをしに行きます。だから、その場所・客層・主催者の希望に合わせたマジックを披露するのが仕事。もちろん、それが「プロ」だと思っています。
自分ができるすごい技やすごい演技を披露するのはアマチュアです。その現場のTPOを意識するのがプロマジシャンなんです。
でも一方で、自分がずっと温めてきた演目、自分が心から「これをやりたい!」と思える演出──そういうものを自由に披露できる場所は、なかなかない。
だからこそ自主公演なんです。ワンマンショーは、「自分のための舞台」。そしてその想いに共鳴して、「見たい」と思ってくれた人だけが来てくれるんです。
だから、すでにそこでファンと表現が選び合ってる。すごく純粋で、すごく誠実な関係が生まれるんです。
最初は、本当に苦しかった
僕が初めてワンマンショーをやったのは、23歳のとき。目標は200枚のチケット販売(当時2000円)。
でも、これがめちゃくちゃキツかった。
友達や知り合いに声をかけても、予定が合わないとか、興味がないとかで断られる。働いてもいないマジックバーにお願いしてチケットを置かせてもらったり、知り合いの社長さんにお願いしてまとめて買ってもらったり、本当はショーの練習がしたいのに、チケットの営業で毎日が終わってしまう。
だけど──
終演の拍手と歓声を浴びた瞬間に、全部の苦労が報われたんです。「またやりたい」と、心から思った。
「好きだから来た」人に出会える幸せ
それから半年に1回、自主公演を続けています。何より嬉しいのは、僕の知り合いじゃない人が見に来てくれること。「友達に誘われて」「たまたまSNSで見て」そんな理由で来てくれた人が、帰りに「楽しかった!」と言ってくれる。
自主公演は、苦しいけどやった方がいい。確実にレベルアップできるし、ブランディングにも最高です。
ホールでやれば、写真も映像も宝物になる。それが次の仕事につながります。
チケット代は無料が最強。これ、マジです。
今の僕の考えで言うと、チケットは0円=無料が最強です。
「え、なんで?」って思いますよね。
理由は3つ:
無料なら「とりあえず行ってみようかな」って思ってもらいやすい
協賛(企業・個人)を募って、資金+集客が同時にできる
無料公演ならホール代も安くなることが多い
例えば、こんな仕組みです👇
協賛1万円で「招待チケット5枚」をリターンとして渡す
それを30人にお願いできれば、30万円+150人分の集客
残り50席は自由招待やメディア関係者にプレゼント
会場費は30万円以内で収まるケースも多い
これなら、お金の心配がグッと減りますよね。さらに、空席があっても【写真・映像をしっかり残す】ことで、次の集客や広告に繋がります。
告知は「しつこいぐらい」がちょうどいい
SNSでの告知、これも超重要です。
1回投稿して満足してる人、多すぎます。人はあなたの告知を「流し見」してるだけ。興味があっても忘れてます。
だからこそ、最低でも3日に1回、できれば毎日告知しましょう。
木下大サーカスが街中に何度も広告を出してるのは、3回目にやっと記憶に残るってことを知ってるから。
告知=繰り返すこと。
これ、鉄則です。
会場選びのコツは「照明」と「アクセス」
自主公演は会場選びも超重要です。
おすすめは:
照明がしっかりしている(写真映え・演出が決まる)
最低100人、できれば200〜300人入る会場
駅近などアクセスが良い
ステージと客席の距離感がちょうどいい
会場がショボいと、せっかくの自主公演が「ただの営業っぽく」なっちゃいます。雰囲気づくりに妥協しないことが大切です。
人を集める。想いを伝える。それが舞台を持つということ
正直に言います。自主公演はめちゃくちゃ大変です。心が折れそうになることも何度もあります。
でも──
やった人にしか見えない景色があります。舞台の上で浴びる拍手。知らない人の「感動した!」という声。あなたの中にあった“表現したい”が形になる瞬間。
それは、やってみた人だけの特権です。
最後に──やった未来と、やらなかった未来
「やったけど、誰も来なかったらどうしよう」
それ、今となってはネタになります(笑)僕も最初そうでした。
でも、やったことで得られるものは必ずある。
だから言います。
✅ やった未来と、やらなかった未来あなたは、どちらを選びますか?
もしやり方がわからなければ、僕に聞いてください。DMでも、コメントでも、イベント現場でもいい。いくらでも教えます。
マジックショーという“魔法の時間”を、自分の手で作ってみませんか?
✨ ブログを読んだ皆さんへ
やりたい気持ちが少しでもあるなら、動いてください。“動けば景色が変わる”これは僕が21歳のときにラスベガスで学んだ、一番大切な魔法です。
北海道 プロマジシャンアッキー





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